アンティコ・セチフィチョ・フィオレンティーノ社は、
1786年創業というシルク織物の世界的に有名な会社です。
工場は、フィレンツェ中央駅から
アルノ川を越えて徒歩20分の所に在り、
周辺は、長い歴史を感じるたたずまいです。
工場の中に一歩入ると、中世から受け継がれた
伝統を肌で感じることができます。
先年、世界中からただ一社、
請われてモスクワ・クレムリンの広大な一室の改修工事のため
カーテン・壁・椅子の生地を製作しました。
また、日本の数多くの雑誌やテレビ局に、
古き良きイタリアの伝統工芸を受け継ぐ
代表的な会社として紹介されています。
ほとんどの工程が熟練工による手作業で、
レオナルド・ダビンチが設計したという道具がいまでも使われています。
この会社のショールームは、
世界中から訪れるインテリアデザイナーの涎垂の場所で、
製品が想像力を掻き立てるのか、
何日もここに籠もり自身の顧客の要求に応えるべく
職人と打合せを繰り返しながら仕様を決定し発注しています。
それらさまざまな要求にこの会社は応え続けています。
nobunozaでは、この会社の製品を
トラベルバッグの素材として使用しています。
ここの厚手の生地は、本来カーテンやイスの生地に利用されるもので
丈夫で耐久性がありバッグ素材として適したものです。